2007/09/30 13:18
久々に弐吉どんの舞台♪ そして久し振りの俳優座。うっかり俳優座の場所を
ウロ覚えになるくらいの久し振りさに愕然。
が、劇場に入るやいなや…
「嗚呼やっぱ俳優座サイコー!」と身震いするあちき。
いやぁ〜なんていうんだろう。
俳優座独特の匂いがするんすよね。
凛とした空気とステージの匂い。
う〜ん、やっぱこういう箱に来ると”芝居観に来たぁ!”
ってな気分になる。
さてさて今回のお芝居。
最近行く芝居はぶっ続けが多かったのだが久々に…
そうねぇ…あ、”ええじゃないか”ぶりかな。
幕間休憩がある舞台だった。
ストーリーはあの有名な狂言『東海道四谷怪談』の
出生の秘密をめぐるパラレルな現代劇。
舞台は四谷にある古いアパートから始まる。
現代歌舞伎作家・文太郎は執筆に行き詰まり、1人
このアパートに転がりこみ、引き篭もって筆を取る。
そのアパートにはヤクザやヤク中…様々な世間の
ハンパ者が群れている。
そんな中、文太郎の前に1人の老人が現れる。
それは『東海道四谷怪談』の作者・鶴屋南北だった。
その後、アパートに住む男女が戸板に打ち付けられ
川に流されるという猟奇殺人事件が起こる…ミステリー
でホラーな中に人情や人の繋がりが盛り込まれた話。
文太郎が描く”四谷怪談”の世界と現実世界が交差
するシーンは幻想的な赤と黒のコントラストで
妖しく情熱的な演舞が交えられていて観客を惹き込む
演出がにくい!
”四谷怪談”を劇中劇として魅せるのだが…
黒い洋服の上に紅色の着物を羽織り、白塗りの顔で
群舞するシーンは鮮やかでとても印象的。
また後半の殺陣も鮮やかな立ち回り。
ストーリーが精神的な部分でダークな反面、舞や殺陣
が躍動的で”観せる芝居”で一時も飽きることがなかった。
「四谷怪談」とは銘打ってるものの「四谷怪談」の
ストーリーでは一切動かない。
そして誰も居なくなったという結末までのスピード感は
中休憩があったとは思えない程。
演じる側も体力勝負だろうが、こういう作品は観ている側
も体力勝負だと思う。
これだけ既存の本を題材にオリジナリティ溢れて
ブッ飛んだ展開を魅せる舞台はなかなかないんじゃ
ないかな?と思わせる魅惑的な舞台でした。
またこの芝居が俳優座の箱の空気に合う!!絶妙!
今回はこの作品1公演しか見れなかったのが残念。
出来ればまた再演してくんないかなぁと思う。
※07.11.10 UP※














